2009/03/13

3月8日、少数のCBIの後輩の前で、「『働く』ということ」と題してプレゼンテーションをしました。それと同じ内容で「なんちゃってオンデマンド」を作ってみました。もう一度聞きたいとか、プレゼン会には来なかったけれど聞いてみたいと思う酔狂な人はどうぞ。

いやー、こうやって自分の声が入っているのを聞くのはどうしようもない気分になります。でも作っちゃったので上げます。



※音声あり。約17分30秒のプレゼンテーションです。
※再生ボタンを押してから、authorSTREAMと書いてあるすぐ左にあるFull Screenボタンを押すと見やすくなります。
※一部音声とかテキストが切れているのはご愛嬌。

プレゼンの中でも言っていますが、このプレゼンの対象となるのは、就職活動をそろそろ視野に入れてきたくらいの大学生です。もっとリアルな像に迫るために砕いて言うと、普通に高校を卒業して、大学に進学し、ほどほどにアルバイトをし、2年生になって大学の楽しみ方も一通り分かって面白くなってきたのに、3年生になったら就活かー(どうすりゃいいんだよ?)、とぼんやりと考え始めた大学生です。つまるところ、これは僕の姿だったからです。僕の周りの雰囲気に、なんと同じような雰囲気が漂っていたことか。「どうすりゃいいんだよ?」「めんどくさいなあ……。」「もう学生終わりか……」云々。

もしかしたらこうした人じゃないと的外れなことを言っているかもしれない、あるいは失礼なことを言っているかもしれない、とプレゼン中に言っているのは、こういう感じをぼんやりと思っている人じゃないとこのプレゼンは「?」かなと思ったからです。世の中にはやっぱりいろんな人がいて、はっきりともう目的意識を持っている人も少ないでしょうがいるでしょう。そういう人にとっては、就職活動の時点でまだ気持ちが曖昧だ、なんていうのはバカバカしいかも知れません。あるいは、大学に行って就職活動めんどい、働きたくない、なんて言っているのは贅沢だと言われるかも知れません。考えてみればずいぶんこれは贅沢なことです。大体僕の周りと言ったら早稲田ばっかりです。そこは腐っても早稲田で、働こうと思ってちゃんと就職活動すればそれなりに結果はついてくるはずのほうの人間なのです。環境としてはかなり恵まれている方のはずなのです。そういうステイタスを持っていながらもこんなことをウジウジ言っているのは、ある種の人から見たら苛立たしいことかもしれません。

しかし、結構な数の大学生が、ウジウジしているはずだと僕は思います。語弊を怖れずに言うならば、特に早稲田みたいな「いい」大学に進んでくる若者は、今まで生徒(Student)として優秀であった人だった可能性のほうが高いからです。言い換えると、生徒(Student)としての在り方(Being)に忠実だったから「いい」大学に入れたのです。生徒(Student)として在る(Be)ことに慣れた人ほど、その「である」(Be)を失うことに際して何をしたらいいか分からなくなってしまうのです。

さて、この悩ましい問題の責任をどこに求めるべきか、というのはこれまた悩ましい問題です。高校までに職業教育のようなものがなされていない、と教育の制度に責任を持っていくことも出来るでしょう。また、そんな制度のせいにするのは甘えだ、何だかんだで個々人が自覚しないと職業なんてものは始まらないんだ、と考える向きもあるでしょう。

僕は社会の方や教育の方にもかなりの問題があるし、改善の余地もあると思うのですが、とは言え「改善」されたころにはもう遅い。なぜならば悩める大学生は「今」を生きていて、あと1、2年そこらで将来どう踏み出すかを決めなきゃいけないのだから。結局は自分で考え、自分で行動しなくてはならないのです。

何と言うか、長くなってしかも繰り返しなのですが、このプレゼンはそういうウダウダしていて悩める大学生のために作られています。そうなのです。「大学生」でいられる期間、ひいては「若者」でいられる期間はもう少ないのです。誰かのせいにしていたりする暇はないし、悩んでいるだけで時間は経過してしまいます。だから、こんなときに陥りやすい罠というか、考え方の罠みたいなものをこのプレゼンで提示できたらなと思いました。

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