2008/11/17

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ここ数日、どうしても集中できない日々が続いた。ある用事のために、期限を守って仕事をしなくてはならないことがあるのだ。しかし、どうにも調子が上がらない。Kと長話をしてしまった木曜日以来ずっとこの調子だ。どうしようもないときには「音楽を聴いてリセットする」のが僕の昔からのスタイルだから、グレゴリオ・アレグリの「ミゼレーレ」を聴いてがんばろうとする。しかし、どうしてもやる気がおきない。なので、中学生の時以来のアーノンクール指揮によるモーツァルト「レクイエム」を聴く。これを全曲一時間かけて聴けば完全に僕の中で何かが壊れる。そうだ。壊してしまっていいのだ。何とは言わない。葬送したいのだ。送ってしまうためには入れなくてはならない。音楽を。音楽をドーピングするんだ。

そうしてだらだらと深夜1時半まで一人で自分の心の中で葬式をしている。さて、これから仕事をしよう。確か劇作家で演出家の吉田小夏さんが言っていたのだが、友人から深夜集中して仕事をするときに、ガムシロップを一気飲みするという方法を教わったのだという。吉田さんはこれはさすがに避けて、水で割って飲むらしいのだが。僕は水で割るなんてしない。ついにこういう日のために前から用意していたガムシロップをそのままでキュッと一発、飲んだ。

あのファミレスのドリンクバーにおいてあるガムシロップである。ガムシロップに「個」以外の数える単位があるとするならば「ポーション」であるが、「ポーション」とはよく言ったものだ。強烈な甘さが口のなかに来た後にグーッと血糖値が上がる感じがする。頭にツーンとくるものすらする。まさに脳ドーピング。

さて、これから仕上げよう。バルザックは完全なカフェイン中毒者だったというが、なあに、物書きにこういう退廃は似合うじゃないか。これから卒論も含めて書かなければいけないことがあるんだ。カフェイン中毒にならずしてガムシロップくらいでけじめつけて物が書けるならばかわいいものじゃないか。

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